写真でご覧いただける通り、エアコンの奥は黒カビがぎっしり付着していました。
お掃除機能付きエアコンは、自動でホコリや汚れを取り除く機能があるため、通常のエアコンよりも手間がかからないとされています。しかし、完全に掃除を免れるわけではありません。お掃除機能は、フィルターのホコリを除去することが主な役割ですが、内部の熱交換器やファン、ドレンパンなどの部分までは完璧に掃除できません。
そういった内部にカビが生えると、以下のような健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
アレルギーの問題:
カビの胞子が空気中に放出され、それを吸い込むことで、鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、咳などのアレルギー症状が引き起こされることがあります。カビアレルギーを持っている人は特に影響を受けやすいです。
喘息の悪化:
カビの胞子は喘息の症状を悪化させることがあります。喘息患者がカビの胞子を吸い込むと、気道が狭まり、呼吸困難や喘鳴(ぜんめい)が生じる可能性があります。
呼吸器感染症:
一部のカビは、長時間吸い込むことで呼吸器感染症を引き起こすことがあります。特に免疫力が低下している人や高齢者、乳幼児は感染しやすいです。
肌や目への刺激:
カビの胞子が肌や目に触れると、肌のかゆみや発疹、目のかゆみや赤みを引き起こすことがあります。